【薬剤師が解説】上手に子供に薬を飲ませるポイント!

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医薬品

お子さんにアレルギーのお薬や解熱剤などを飲ませるのって結構大変ですよね。
中にはお薬が苦手ではないお子さんもいますが大半は苦手だと思います。お薬には苦いものもあるのでそれは当然です。一度でもお薬で苦い思いをすると苦くないお薬にも苦手意識が芽生えてしまいます。
子供用のお薬は苦くないように作られていますが、苦みを出してしまう飲ませ方もありますので現役の薬剤師が解説しようと思います。

注意すべき事

①酸性のものに混ぜる

これは有名な事ですね。すべてのお薬がダメなわけではありませんが、解熱剤であるカロナール細粒は酸性のものと混ざるとコーティングが取れてお薬の苦みが強く出てしまいます。クラリスロマイシンなどの一部の抗生剤も同様に苦みが出てしまいます。良かれと思って混ぜた結果、苦味を強くしてしまうので注意しましょう。

②分けてある粉薬を一緒に飲ませる

これはやりがちではないでしょうか?
もちろんこれも分けてある薬が全部一緒に飲んではいけないという訳ではありませんが、別にしてあるという事は何かしら理由があるはずです。
これには何となく見分けるポイントがあって、処方日数も用法(飲むタイミング)も一緒なのに分けてある場合は要注意です。「日数が違う」とか「1日2回の薬と1日3回の薬」という場合は別々で作られるのは当然ですよね。これらの条件が同じなのに分けられていた場合は分けなくてはいけない理由があるかもしれないという訳なんですね。

カルボシステイン(ムコダイン)に注意しよう

カルボシステインとは風邪の時に良く処方される去痰薬なのですが、カルボシステインドライシロップは酸性のお薬です。
去痰薬と抗生剤やカロナール細粒(解熱剤)は一緒に処方されることが多いです。
これらを一緒に飲ませることで酸性のカルボシステインドライシロップによってコーティングが除去され抗生剤やカロナール細粒の苦みが出てきてしまう恐れがあります。
もし一緒に処方が出て同じタイミングに飲ませなくてはならない場合は、カルボシステインを一番最後に飲ませてあげてください。先にカルボシステインを飲ませてしまうと口に残ったカルボシステインによって苦みが出たりするので注意が必要です。

オススメの飲ませ方

オススメの飲ませ方①:アイス

アイスが食べられるお子さんならアイスが一番楽な方法でしょう。
味は特に問いませんがミルクアイス系が良いでしょう。バニラ、イチゴミルク、チョコのアイスが無難ですのでお子さんの好きな味のアイスに混ぜてあげましょう。
毎回アイスを食べさせることになるのであれば1回の量は少なめが◎

オススメの飲ませ方②:ココア

ココアは粉のままでもOKなので、アイスより少量で済むのが◎
もちろん溶かして飲ませてあげてもOKです。冬はほっとココアとして飲ませてあげてもいいと思います。

オススメの飲ませ方③:ゼリー

らくらくゼリーという商品があるようにゼリーと一緒に飲むのも良い方法です。
ただ、味わうようにゼリーを食べるとお薬の味が分かってしまってお子さんが嫌がるかもしれません。
クラッシュゼリーでお薬を包んで早い段階で飲み込む方が飲みやすいと思います。

オススメの飲ませ方④:牛乳

牛乳が好きなお子さんには手っ取り早く飲ませられるのが牛乳の良いところだと思います。
見た目的にもお薬が混ざっているか分かりづらくお子さんも抵抗なく飲むことが出来ます。

お子さんのお薬を飲ませるのは大変ですし不安もたくさんあると思います。
相談などにも乗れますのでコメントお待ちしております。

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