どうも、シンパパ薬剤師Kです。
皆さん、東京オリンピックは見ましたか?野球熱かったですねぇ!
その中でもカープファンの僕は栗林選手と森下選手の活躍に胸が踊りました!
今回ご紹介する栗林選手は5試合全てに登板して2勝3セーブの大活躍!個人的には大会MVPかなって思っていましたが、山田哲人選手がMVPでしたね。
7/28 ドミニカ戦
1点ビハインドの9回から登板。
登板後の9回裏に逆転し、栗林選手が勝利投手に。(1勝)
1回 29球 2被安打 2奪三振 1四死球 1失点
ストレート:19球
フォーク:5球
カーブ:3球
カットボール:2球
緊張もあったのか残念ながら失点してしまいましたが、裏の攻撃で大逆転!
初戦からしびれるゲームでしたね。
三振を取ったのはカットボールとフォークで、どちらも直前に直球を多投してからの変化球でした。
7/31 メキシコ戦
3点差の9回に登板。
3人でぴしゃりと押さえ、1セーブ目。
1回 12球 0被安打 1奪三振 0四死球 0失点
ストレート:7球
フォーク:4球
カーブ:1球
カットボール:0球
最後のバッターを決め球フォークボールで三振に取ってゲームセット。
この日最速は150㎞/h
8/2 アメリカ戦
同点の10回表、延長タイブレーク0アウト1、2塁で登板。
ここを0点で切る神がかった投球を見せ、野球ファンの心を一気に搔っ攫いましたね。
裏の攻撃でまたしてもサヨナラ勝ち!
これで栗林選手に2勝目が付きました。
1回 12球 0被安打 1奪三振 0四死球 0失点
ストレート:8球
フォーク:3球
カーブ:1球
カットボール:0球
この日も三振を奪ったの直球の後の決め球フォーク!
キレッキレのフォークでしたね。
8/4 韓国戦(準決勝)
3点リードの9回表、この日もセーブが付く状況で登板。
先頭に四球は出すもののその後は危なげない投球で、サードゴロ・三振・セカンドゴロに仕留めてゲームセット。
この試合で栗林選手に2セーブ目が付き、栗林選手はチーム4試合で2勝2セーブという勝利の女神様が降臨しているとしか思えない結果を出しています。
1回 21球 0被安打 1奪三振 1四死球 0失点
ストレート:12球
フォーク:5球
カーブ:3球
カットボール:1球
この日もしっかりと三振を奪っており、三振を奪ったの決め球はまたしても直球の後のフォークでした。
8/7 アメリカ戦(決勝戦)
決勝戦も栗林選手にしびれる場面が用意されていました。
2点リードの9回、全員が待ち望む形で栗林選手がマウンドに上がります。
プロ野球界ではルーキーの栗林選手が堂々とこの場面でマウンドに向かう姿。いやあ、かっこよかったですね!
1回 15球 1被安打 1奪三振 0四死球 0失点
ストレート:6球
フォーク:6球
カーブ:2球
カットボール:1球
先頭をまたしてもフォークで三振に奪い、2アウトからヒットを許すも後続をセカンドゴロに抑えゲームセット!優勝です!
プロになって半年の男が日本の日の丸を背負って胴上げ投手になりました。
この男のためにオリンピックは今年に延期したのかと思うくらいの活躍でしたね。
注目すべきは、この日のストレートの割合です。
今までの4試合はすべて直球が半分以上占めていたのにも関わらず、この試合だけは直球の割合が半分以下なのです。
恐らくここまで直球が多いデータが「スピードボールに強いアメリカ」にバレている事から甲斐選手が組み立てた配球なのではないかと思います。
しかし警戒されている中、これまで通りフォークで三振を取ってることから栗林選手のフォークは意識しても打てないボールなんでしょうね。
東京オリンピック通算成績
5試合(投球回5回) 2勝3セーブ 被安打3 四死球2 奪三振6 失点1 防御率1.80
素晴らしい安定感でしたね!
5試合中2勝3セーブってとんでもない数字じゃないですか?!あり得ない成績ですよね!
まじでMVPで良かった気がするんですけどね。。(もちろん山田選手もすごかった!)
被打率は.166、whipは1.00とほとんどヒットを打たれずにほぼ完璧に抑えています。
奪三振率は10.66と国際試合でも高い数値を叩き出してます。
因みに、三振は殆どフォークボールで奪っています。
2試合目以降の成績がヤバい
5試合合計でも充分ヤバい成績ですが、初戦を除いた2試合目以降の成績が本当にヤバい
失点も初戦だけでしたし、大会通して許した出塁5個の内3個は初戦なんです。
2試合目以降は、4回投げて許した出塁はたったの2つだけ!whipは驚異の0.50です!
防御率は当然0.00で、被打率は0.077(13打席中1被安打)です。
ん~化け物すぎる!!
もう目星を付けているメジャー球団はあるかもしれないですね。
それくらい圧倒的な成績でした。
球種の投球割合
・5試合合計の投球割合
ストレート:58.4%
フォーク:25.8%
カーブ:11.2%
カットボール:4.5%
全体的にストレートが多めの配球でした。
MAX153キロというのは近代野球では決して速いピッチャーではないのですが、シーズンでも直球を多く投げて高い奪三振率を誇ります。
今回奪った三振6つの内、5つはフォークで奪っています。
フォークボールの質の高さはもちろんなんですが、決め球の前のストレートでカウントを作れてるからこそフォークが更に活きていると思うんですよね。
150キロに満たないストレートでも捉えられてないんですよね。
各国の代表なので打者のレベルは当然高い訳ですし、その中で150キロ以下のストレートでカウントを作れるのは、ストレートの質なんですかね?
比べるのは可哀想かもしれないですが、160キロを超える千葉ロッテの佐々木朗希投手は空振り率が低いというデータを見たことがあるので、やはりある程度のスピード以上になると質が重要なのかもしれませんね。
国際試合では落ちる球が効果的ということから決め球のフォークを使うためにストレート中心の配球だったのかな?と個人的には思ってます。
ヒットを打たれた球種は〇〇だけ!
実はヒットを打たれた球種は1種類だけなんです!
それは意外にも"フォーク"なんですよ!
ストレートではなく、決め球にしているフォークだけがヒットにされています。
恐らく各国の代表も栗林選手のフォークを警戒して逆に「決めに来るフォーク」を狙っていたのかもしれないですね。
シーズンでも高い存在感を示していましたが、日本代表としても絶対的守護神として日本の優勝に大きく貢献した栗林選手!
これからの日本代表は彼がいる限り安泰かもしれないレベルの活躍でした!
今後の活躍にも期待しましょう!
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