コロナワクチンの抗体量が多い人の特徴!飲酒は良くない?感染歴のある人は?

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医薬品

どうも、シンパパ薬剤師Kです。

前回コロナワクチンの抗体が付きにくい人について記事にしたので、今回は逆に抗体が付きやすかった人、抗体量が多かった人の特徴をご紹介します。

前回の記事と同様に基本的には千葉大学の調査結果を基に個人的な意見を交えて考察していきます。

抗体量が多かった人の特徴

千葉大学病院職員を対象にした千葉大学の調査結果で抗体量が多かった人の特徴はこの通りです。

・若年層
・女性
・お酒を飲まない
・コロナ感染歴あり
・抗アレルギー剤を内服している

抗体量が多い人の特徴 ①若年層

こちらはご存知の方多いと思いますが、若い人の方が抗体量が多い傾向にあります。

若い人の方が副反応の発現率が高い事も抗体量に関係があるのでは無いかと考えています。

やはり若い人の方が体の反応が良いので、ワクチンを打った際の抗体量も副反応も多くなるというのが私の見解です。

抗体量が多い人の特徴 ②女性

今回の千葉大の調査では、女性の方が男性より抗体量が多かったという結果だったようです。

実際に厚生労働省が発表しているファイザー製ワクチンによる副反応の報告数は女性の方が多い(男性の約4.5倍ほど)ので、やはり副反応と抗体量には関係があると見ていいと思います。

抗体量が多い人の特徴 ③お酒を飲まない

アルコールは免疫力を低下させると言われています。
たまに「アルコールで内側から消毒してる!」なんて冗談を言う人がいますが、本当に体に起きているのはその逆の免疫力低下なんですね。

これは抗体を作る上でも同様に免疫機能を低下させるので、飲酒によって抗体量の低下を招きます

上記の事からワクチンを打ったあと暫くは飲酒しない、もしくは量を減らした方が抗体を多く作れる可能性があります。

抗体量が多い人の特徴 ④コロナ感染歴あり

コロナに感染したことがある人は、感染歴がない人より多く抗体が作られるという事もこの調査で報告されています。
コロナウイルスとワクチンは同じものではありませんが、感染時の免疫がコロナワクチンによる抗体産生に影響を与えてるのではないかと考えられます。

フランスの保健当局は、感染歴がある人は1回のワクチン接種で充分という見解を示しています。 

アメリカでも同様の見解がされており、感染歴の有る人は感染歴のない人に比べてワクチン接種後の抗体価が10~20倍ほど多かったという報告がされています。

更に驚きなのが、感染歴の有る人は1回のワクチン接種で未感染者が2回ワクチンを接種した時より10倍も多い抗体価を得られているという点です。

これらの報告から「感染歴の有る人は1回の接種で充分だ」と考えている国もあるそうです。

抗体量が多い人の特徴 ⑤抗アレルギー薬を内服している

時々「ワクチン打つんですけど、アレルギーの薬って飲まないほうが良いですか?」と質問を受けることがあります。

私はいつも「ステロイドではない抗ヒスタミン薬であれば問題ありません。」と答えています。

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンの受容体を遮断する事で作用を示すので「抗原抗体反応のような免疫機構の中枢」には影響が届かないと考えられるからです。
事実、今回題材にしている千葉大学の調査では抗ヒスタミン薬を服用している人は抗体が多い群に分類されています。

注意してほしいのですが、これは「抗ヒスタミン薬を飲めば抗体量が増える」という事を示唆しているのではなく、「アレルギー体質の人の方が免疫機構の働きが活発」だという事だと解釈しています。

私個人の意見ですが、基本的に抗ヒスタミン薬はワクチン接種の抗体量に影響を与えないという認識でOKだと思っています。

千葉大学の調査を基に個人的な考察をまとめてみましたが参考になると幸いです。
抗体が付きにくい人の特徴についてもまとめているので良かったらご覧ください。

時間がたつことで分かる事もあると思うので、随時更新出来たらなと思っています。

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