どうも、シンパパ薬剤師Kです。
今日も配合剤についてまとめてみました!
降圧剤の配合剤は多いので、今回はCaチャネル遮断薬とARBの配合剤だけまとめて表にしています。
利尿薬の配合剤は、次回まとめますね!
印刷して監査代や手帳に貼ってご活用ください
Caチャネル遮断薬とARBの配合剤 一覧表
配合剤はファーストチョイスではない
当然の事ではありますが、配合剤はファーストチョイスではありません。
食事・運動療法に加えて降圧剤単剤による治療を行った結果、単剤では降圧作用が足りない場合に他の薬剤を追加するか配合剤に変更します。
配合剤に変更する際にその配合剤の成分で治療している必要があります。
分かりやすく説明すると、「ザクラス配合剤にしたいときは、事前にザクラスの配合成分であるアジルバかアムロジピンで治療していないといけない」っていう制限です。
エックスフォージ(アムバロ)配合錠にはODもある
エックスフォージ配合錠とそのGEであるアムバロ配合錠にはOD錠があります。
しかし、吸湿性があるので一包化(ODP)に向きません。
配合錠は錠剤が大きい傾向があるので、OD錠も需要があるのかも?
ちなみにうちの薬局には素錠しかありません。
ミカムロ(テラムロ)配合錠の用法に注意
ミカムロ(テラムロ)配合錠に含まれるミカルディス(テルミサルタン)は、食事の影響を受け空腹時より食後の方がAUCが低下します。
普段食後に飲んでいる方が食事を抜いたり、食前に飲んだりするとAUCが上がり、血圧が下がりすぎる可能性があります。
食事を抜く可能性がある朝食後になってる場合は注意が必要です。
毎日欠かさず朝食を食べている人は問題ありませんが、朝食を食べたり食べなかったりする人には事情を説明し、食前投与を提案してもいいかもしれません。
レザルタス配合錠は他の薬剤を変色させる
オルメテック(オルメサルタン)が、一緒に一包化することでメトグルコ(メトホルミン)とフオイパン(カモスタット)を変色させてしまうのは有名な話ですよね。
これは配合剤になっても現れる現象です。
ですのでレザルタス配合錠も同様に、メトグルコとフオイパンとは一包化しないように注意しましょう。
単剤との併用に注意
糖尿病治療薬の配合剤と同様に、単剤を更に併用してくるケースがあります。
通常の用法通り分1で朝と夜の血圧に開きがある場合は、Caチャネル遮断薬を分2で出されるケースをたびたび見ます。
配合剤に加えて単剤を追加することもあるので、この一覧表を使って最大量を超えてないか確認してください。
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