【虫刺されにはこの成分!】強い効果の市販薬はこれが良い!

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市販薬

どうも、シンパパ薬剤師Kです。

最近暖かくなってきて虫が出てきましたね。
この時期になると毎年かゆみ止めにはおせわになりますよね。
今年は、処方薬であったリンデロンが市販薬にも登場したので市販薬のかゆみ止めについて解説していきます。

かゆみ止めに含まれる成分

薬の箱に書いてある成分表を見ても、専門の知識がないと良く分からないと思います。
なるべく簡単にまとめてみますので参考にしてください。

ステロイド

強い抗炎症作用を期待できるのがステロイドです。
薬剤師目線ではこれの有無はかなり大きいと思います。

ステロイド外用剤の主な作用は、抗炎症作用です。

市販薬に含まれるステロイドの成分名は、下記の5種です(見落としがあるかもしれません)

・ベタメタゾン吉草酸(ストロング)
・プレドニゾロン吉草酸(ミディアム)
・ヒドロコルチゾン酪酸(ミディアム)
・デキサメタゾン酢酸(ウィーク)
・ヒドロコルチゾン酢酸(ウィーク)

強さの順番は、ストロング→ミディアム→ウィークです。
吉草酸とか酪酸とか酢酸とかありますが、正直そこまで覚えなくていいです。
ヒドロコルチゾンはそれによって強さが多少変わりますが、どっちも強くはないので誤差程度だと思います。
最近発売されたリンデロンの成分はベタメタゾン吉草酸エステルです。
現状市販薬で1番強いステロイドはこの成分です。
主な商品は、「リンデロンVsクリーム/軟膏」「ベトネベートクリーム/N軟膏」です。
湿疹や虫刺されには非常に効果的ですが、この二つの薬にはかゆみを抑える抗ヒスタミン薬は含まれていません

ステロイドの注意事項

ステロイドを顔に使うときには注意が必要です。
顔の肌がステロイドの副作用に負けてしまう可能性があります。顔に使うときは限りなく少ない量で広い範囲には使わないようにしましょう。

また、かゆみを抑える対症療法としての効果は期待できないかもしれません。免疫抑制作用も持っているのでかゆみを抑える効果はゼロではないと思いますが、基本的には抗炎症作用で湿疹や虫刺されを治してくれるお薬なので注意です。

抗ヒスタミン薬

ジフェンヒドラミン

かゆみ止めにはかゆみを抑える為の成分がいくつか入っています。
その中でも、かゆみを抑えるメインの成分は抗ヒスタミン薬です。
市販の塗り薬で含まれるのは、今のところ多分「ジフェンヒドラミン」だけです。
所謂「かゆみ止め」にはほぼ含まれています。

局所麻酔薬

リドカイン

局所麻酔薬は、麻酔によってかゆみの伝達を抑えてくれます。
局所麻酔薬の効果は即効性があります。
麻酔と聞くとちょっと怖いかもしれませんが、医療用より少なく配合されていますので安心して大丈夫です。
僕個人的には、ステロイドに次いで入っててほしいと思う成分です。

その他の成分

上記のもの以外にもかゆみを抑える為に含まれている成分がありますので、少し説明します。

かゆみを抑える成分

・dl-カンフル
dl-カンフルは、かゆみの改善や鎮痛消炎作用、血行改善作用などを持ちます。

l-メントール
lーメントールは薄荷です。スースーさせることでかゆみを抑えてくれます。

・クロタミトン
皮膚のかゆみを抑える効果があります。

抗炎症作用のある成分

・グリチルリチン(グリチルレチン)
生薬の甘草の根に含まれる抗炎症作用のある成分です。
医療用の薬にも広く使われています。

高い効果が期待できる商品

高い効果が期待できる商品としての判断基準は、「ステロイドとジフェンヒドラミンが入っているという事」としています。

ムヒアルファEX(液体/クリーム)

100ml中の含有成分は、

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(0.15g)
ジフェンヒドラミン塩酸塩(1g)
ℓ-メントール(3.5g)
dl-カンフル(1.0g)
クロタミトン(5.0g)*クリームのみ
イソプロピルメチルフェノール(0.1g)

ステロイドとジフェンヒドラミンが含有しており高い効果を発揮できます。

ムヒアルファSⅡ(クリーム)/SⅡa(液体)

100ml中の含有成分は、

ジフェンヒドラミン塩酸塩(2.0g)
デキサメタゾン酢酸エステル(25mg)
ℓ-メントール(3.5g)
dl-カンフル(1.0g)
クロタミトン(5.0g)*クリームのみ
グリチルレチン酸(0.2g)
イソプロピルメチルフェノール(0.1g)

EXにグリチルリチンが追加されて抗炎症作用が更にパワーアップした商品です。

ムヒシリーズは、「アルファ」とついた商品にステロイドが含まれているようです。
強い効果を期待する方はアルファがついたものを、

小さいお子様にステロイドを使いたくない等ステロイドを避けたい方はアルファがついてないものを選びましょう。

ウナコーワクールα(液体)

100ml中の含有成分は、

デキサメタゾン酢酸エステル(25mg)
ジフェンヒドラミン塩酸塩(2.0g)
リドカイン(0.5g)
l-メントール(3.0g)
dl-カンフル(2.0g)

ウナシリーズは局所麻酔薬のリドカインが入っている物もあるので、かゆみを抑える効果はムヒシリーズより高いかもしれません。

ウナコーワジェル(ジェル)

100ml中の含有成分は、

デキサメタゾン酢酸エステル(25mg)
ジフェンヒドラミン塩酸塩(2.0g)
リドカイン(0.5g)
l-メントール(3.5g)
dl-カンフル(3.0g)

若干クールαより含有量が多いですね。液体とジェルどっちが好きかっていう好みで選べばOKだと思います。

ウナコーワエースL(液体)/G(ゲル)

100ml中の含有成分は、

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(0.15g)
リドカイン塩酸塩(1.0g)
ジフェンヒドラミン塩酸塩(2.0g)
l-メントール(3.5g)
dl-カンフル(1.0g)

リドカインが多く入っており、ウナ史上最高処方と謳っているだけありますね。


お薬の成分についての解説とメジャーどころのステロイド含有製剤だけ紹介しました。
僕が買うのはウナコーワエースですかね!

良かったらこの夏のかゆみ止め選びにご活用ください!

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