同種同効薬の比較に!薬剤師が読んでおくべきのオススメ4冊!

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医薬品

どうも、シンパパ薬剤師Kです。

ツイッターで「若手薬剤師にこの本オススメだよ~」って感じでツイートしたら思わぬ反響があったので目次やら読んだ感想やらをご紹介しようと思います。

薬局ですぐに役立つ 薬の比較と使い分け100 / 著:児島 悠史

これは王道の1冊ですね。
「とりあえず薬について勉強しよう!」ていう時はこの本から初めておけば間違いない1冊
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文字の量や大きさ、図の挿入量など非常に読みやすくて簡単にまとめてくれています。
知識が浅い時の「これとこれってどう使い分けるんだろう」って問題を分かりやすく解決してくれます。

P33~「メインテート」と「アーチスト」同じβ遮断薬の違いは?

僕はこれを読んでから「使い分けはこういう意図で行われる」という事を理解できたと感じています。
この本に載っていない事で、今まで気づけなかった疑問とかが生まれて勉強が楽しくなったきっかけを作ってくれたこの本に感謝してます。

これから薬の勉強をしていこうとお考えの方はこの本から初めてみてはいかがでしょうか?

同種・同効薬の使い分け / 発行:じほう

こちらは最近購入した本なのですが、「単に薬だけを比較する」というより「疾患をベースにどう使い分けるか」という事をエビデンスを交えて解説してくれている本です。
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先ほどの「薬の比較と使い分け」と非常に似たタイトルでどちらにするか迷うかもしれませんが2冊とも持っていて正解かなと感じています。

導入として「薬の比較と使い分け」を読んで基本的な使い分けの知識を入れてからこちらの本を読むと面白いのかなと思います。

「同種・同効薬の使い分け」のβ遮断薬について比較しているページがこちらです。

実際の症例を用いて処方意図の解説をしてくれていたり、患者背景を具体的に挙げてくれるのは非常に勉強になります。

「薬の比較と使い分け」は著者が児島悠史氏のみですが、こちらは各部門において専門の先生方が解説してくれています。
また違った角度からのアプローチで読んでて面白かったですし、とても勉強になりました。

薬のデギュスタシオン / 金芳堂

こちらの本も薬の比較についての本で「製薬メーカーに頼らずに薬を勉強するために」というサブタイトルが付いています。

この本も著者は一人ではなく、多くの医師の意見を聞くことが出来ます。
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薬のデギュスタシオン

薬のデギュスタシオン2

2冊合わせると結構なボリュームです。
内容としては漢方や外用剤があったり今回紹介した2冊とは毛色の違う情報も載っています。
他の2冊に比べると難しい内容も多く面白い知識が豊富かなといった印象です。

例えばACEとARBの比較では、降圧作用の比較ではなく血管浮腫のリスクの比較をしており「なるほど、面白いなあ」と興味津々で読んだ記憶があります。

白黒で文字数も多いのでパッと見、読みづらそうな印象がありますがグラフも多く挿入されているので最初の印象程読みづらさは感じませんでした。

僕はすぐ隣に皮膚科もあるので「ステロイド外用剤の使い分け」は非常に勉強になりましたが、逆に門前でない薬剤師さんはあまり皮膚科の薬に触れないと思うので、そういう方ほど読んでおくと良いのかもと思いました。

薬剤の強さだけでなく、部位ごとの吸収率などは薬剤師として押さえておきたいポイントですね。

このような薬剤師として押さえておきたい内容もある上で、ちょっと突っ込んだ内容もあるので難しい部分もありますが非常に面白い本です。

個人的には薬のトリビアを読んでいるようで「へえ~」って頭の中で何度も唱えながら読みました。

個人的に優先度の高い本は

個人的な意見ですが、「薬の比較と使い分け100」が一番先に買うべき本だと思っています。

どの本も非常に勉強になるのですが、この中で1番取っ付きやすくて基礎的な知識が多いかなと思います。

「薬の比較と使い分け100」→「同種同効薬の使い分け」→「薬のデギュスタシオン」

この順番で読むのが良いかなと個人的には感じました。

どの本も面白いので勉強をしようと本の購入を考えている方は参考にしてみてくださいね!

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