非弁膜症性心房細動とは?弁膜症性との違いとは!

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医薬品

心房細動には「弁膜症性心房細動」と「非弁膜症性心房細動」があります。
薬剤師は薬の適応欄で何度も目にしていると思います。
この記事では弁膜症性心房細動と非弁膜症性心房細動の違いについて解説しています。

弁膜症性心房細動の定義

弁膜症性心房細動の定義は「僧帽弁狭窄症 or 機械弁置換術後の心房細動」ですので、それ以外の心房細動は非弁膜症性心房細動ということになります。
僧帽弁閉鎖不全生体弁置換術後などは非弁膜症性心房細動として扱われることになるのでなんともしっくりこない印象を持たれる方もいるとは思いますが「僧帽弁狭窄症 or 機械弁置換術後の心房細動が弁膜症性心房細動の定義」と把握しておきましょう。

弁膜症性心房細動に使える抗凝固薬は限られている

心房細動の抗凝固薬として使用頻度が増えてきたDOACですが、非弁膜症性心房細動に対する適応のみで弁膜症性心房細動には使うことができません
よって2024年現在、弁膜症性心房細動に使える抗凝固薬はワーファリン一択になりますので医師薬剤師の先生方はご注意ください。

定義がしっくりこないのは治療の問題?

最初に説明した弁膜症性心房細動の定義で「生体弁だとなぜ非弁膜症性心房細動と扱うのか」と疑問に思いませんか?これはおそらくですが、治療上(適応上?)の問題かと思います。
前述した通り弁膜症性心房細動だとDOACは使うことができませんので、DOACで治療を行える病態は非弁膜症性心房細動として取り扱うのではないかと考えられます。(DOACの使用可否だけで判断されているわけではないと思うが、、)

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