どうも、シンパパ薬剤師Kです。
配合剤って皆さんどれくらい覚えてます?
薬局においてあるのは何がどれくらい含まれてるか分かりますか?
僕は分かりません!
だって沢山あるんですもの。無理です。
覚えるのが無理なら、一覧表を作っておけばすぐ確認できるねってことで一覧表を作りました。
今回は配合剤第一弾、糖尿病治療薬です。
僕はちっさく印刷してメモ帳に貼っておこうと思います。
皆様も活用できそうだと思ったらちっさく印刷してメモ帳などに貼ってご活用ください!
テストじゃないんでカンニングはOK!
むしろ人の記憶なんて当てにならないのでしっかり確認しましょう!
糖尿病治療薬 配合剤一覧表
LD,HDのように配合量に違いのある薬剤は、少ない方を「青」、多い方に「赤」で色付けしています。
商品名の後ろの()内にその薬剤の最大用量を記載していますので、配合剤に合わせて単剤を追加されていても許容範囲か分かるようにしています。
イニシンクやメタクトは分2のメトホルミンを含有していますが、配合剤は分1なのでメトホルミンだけ追加されたりするかもしれません。その際は腎機能(主にeGFR)を確認しながら監査できると良いと思います。
また、備考欄には個人的に気にしたほうが良いだろうなっていう注意事項を書きました。
大事なのはやっぱり腎機能
糖尿病治療で、薬局薬剤師が特に気にすべき点は、やっぱり腎機能ですね。
メトグルコは本当に良く使われる薬です。以前の記事でご紹介したように欧米じゃファーストチョイスです。
SU薬などに比べて低血糖のリスクが少ないので「安い・薬効が被らない・安全に使いやすい薬」として日本でも多く使われています。
ですが、日本は超高齢化社会です。年齢の増加に伴い腎機能が低下している方が多いです。
メトグルコの投与量を検討する上で重要な「eGFR」は、年齢が計算に使われているので、仮に腎機能自体に変化が無くても1歳年を取れば、eGFRは必然的に悪化してしまいます。
高齢患者さんに投与する場合は、腎機能をしっかりチェックする癖をつけときましょう。
腎機能をチェックする時の注意事項なのですが、メトグルコはeGFRで用量調節を行う一方、ネシーナはCcrで用量調節を行います。
大体、Ccr >eGFRになります。eGFR≒Ccrの70~80%くらいになる事が多いです。
この二つの違いは、こちらの記事で説明しています。
違いが分からない方は是非チェックすることをお勧めします。
eGFR基準なのかCcr基準なのかは添付文書を見て、どちらの記載になっているか確認しなくてはいけないので気を付けましょう!
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