【リベルサス】使い方の注意や食事の影響などを解説!

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医薬品

どうも、シンパパ薬剤師Kです。

リベルサスは癖のある薬剤で注意点が多いのでとりあえず重要事項だけまとめてみました。

リベルサスの用法

通常成人には1日1回7mgを維持量として投与。
ただし、1回3mgから開始4週間以上投与したのちに7mgへ増量する。
1日1回7mgを4週間以上投与しても効果不十分な場合には、1日1回14mgまで増量可能。

空腹時に服用する必要がある

リベルサスは胃の内容物により吸収が低下する為、1日の初めの食事 又は 飲水の前に服用する必要がありますので起床時服用ということですね。
空腹の状態でコップ約半分の水で服用し、服用後30分は食事や他の薬を飲まないように注意して下さい。

食事の影響

添付文書をみると絶食している時間によっても差が出るようです。
6時間絶食して服用後も30分絶食したケースと10時間絶食して服用後も240分絶食したケースではAUCが1.75倍も後者の方が高いというデータが載っています。
それを考慮すると食後投与は絶対にナシですし、就寝前も夕食後からの時間が短すぎるのでナシですね。

水を多く飲むだけでも吸収量が低下することが示唆されていますのでリベルサスの吸収は結構シビアです。

併用禁忌・注意

リベルサスには併用禁忌の薬剤はありません。
併用注意の薬剤も少なく飲み合わせに関しては非常に楽な印象を受けます。

~リベルサスの併用注意~
・他の糖尿病治療薬
・レボチロキシン製剤(チロキシン暴露量が約33%増加)

DPP-4阻害薬との併用に注意

数少ない併用注意の中で最も重要と言っても過言ではない薬剤はDPP-4阻害薬です。
DPP-4阻害薬も結局はGLP-1を作動させることが目的ですので作用が被ってしまいます

添付文書にも「併用の臨床試験が無く、有効性も安全性も確認されていない」という記載があるので併用は避けた方が良いです。
保険が切られるかどうかは各自治体によると思うのですが切られると思った方が良いでしょう。

その他の注意事項

リベルサスは吸湿性が非常に高い為、包装に工夫がされています。そのためシートを縦に切っちゃいけません。

分包はNG

飲むタイミング的にも一包化することは無いのですが、自身で錠剤を出せない場合の分包もNGだと思われます。
無包装で数か月保存したデータはインタビューフォームにもなく「吸湿性が強く、光に不安定なためPTPシートで保存する」という記載があるので飲む直前まではPTPで保存しましょう。

透析患者も服用可能

腎機能による影響はあるものの透析が必要な患者への投与制限はありません。

胃摘出している患者へは要検討

リベルサスは胃で吸収されるので、胃を摘出していると吸収が下がり治療効果の減弱が考えられます。
そのため添付文書には「胃摘出している患者は他剤での治療を考慮する事」と記載されています。

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