【明日から薬局で使える】腎障害患者における糖尿病治療薬について

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医薬品

どうも、シンパパ薬剤師Kです。

今回は糖尿病とは切っても切れない腎障害時の糖尿病治療について説明していきます。

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症は糖尿病の3大合併症のひとつです。
高血糖が長期間に渡って続くと腎臓に負担がかかり腎臓の機能が低下します。
腎機能が低下すると使えるお薬の種類がどんどん減っていってしまいます。
そうなっては、糖尿病の治療だけでなく、他の病気が見つかった時も最善の治療が行えなくなるかもしれません。

腎障害は、自覚症状がないからと言って糖尿病を放置してはいけない最大の理由のひとつです。

腎機能低下時に推奨されない薬

薬剤師として、まずは使ってはいけない薬を知っておく必要があります。
僕個人の考えかもしれませんですが、「これも使えるけどあっちの方が良くない?」ということより、「これは使っちゃダメ」ということに気付けるようになる事の方が先だと思っています。

重篤な腎障害に禁忌
・SU薬→重篤な低血糖
・ビグアナイド薬(メトグルコ)→乳酸アシドーシス
・チアゾリジン薬(ピオグリダゾン)→体液貯留
K
K

SGLT-2は重度の腎障害には効果が期待されないため投与せず、中等度の腎障害には要検討の上、投与となってます。

ですが、糖尿病とは関係なくSGLT-2は慢性腎不全の腎保護に効果があるとされ現在慢性腎不全に対する適応追加を申請中だそうです

腎機能低下時に使える薬

即効性インスリン分泌促進薬

・ミチグリニド(グルファスト)

・レパグリニド(シュアポスト)
2剤ともCcr50以下に対して慎重投与です。
単剤でも低血糖のリスクがあるので、腎障害時は特に慎重に使う必要があります。

α-グルコシダーゼ阻害薬

・アカルボース(グルコバイ)

・ボグリボース(ベイスン)

・ミグリトール(セイブル)
こちらも、即効性インスリン分泌促進薬と同様にCcr50以下で慎重投与ですが、
グルコバイとベイスンは常用量の投与が可能です
腹部膨満感便秘など消化器症状が出やすいので、高齢者には注意が必要。

DPP-4阻害薬

・アナグリプチン(スイニー)
・アログリプチン(ネシーナ)
・サキサグリプチン(オングリザ)
・シタグリプチン(ジャヌビア、グラクティブ)
・テネリグリプチン(テネリア)→腎不全でも用量調節不要
・ビルダグリプチン(エクア)→中等度以上の障害には慎重に投与する
・リナグリプチン(トラゼンタ)→腎不全でも用量調節不要

腎障害時に安全に使えるのがDPP-4阻害薬ですね。
特にテネリアとトラゼンタは、腎不全でも用量調節不要という使いやすさ!
これは確実に覚えておきましょう。

エクアは腎不全には少量(25㎎/日)から始めることが望ましいです。

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