ネリゾナとテクスメテンなどにあるユニバーサルクリームってクリームと何が違うの?っていう疑問は薬剤師あるあるだと思うので今回はこのユニバーサルクリームについてまとめていこうと思います。
ネリゾナユニバーサルクリームとは
ネリゾナユニバーサルクリームとは油中水(w/o)型の薬剤です。
普通のネリゾナクリームが水中油(o/w)型なので、ネリゾナユニバーサルクリームは軟膏寄りのクリームといった感じです。
白色ワセリンと流動パラフィンと水分のバランスが異なることで各々特徴に変化が出ています。
~各薬剤の主要な基剤~ ・ネリゾナクリーム:水分約68%+白色ワセリン+流動パラフィン ・ネリゾナユニバーサルクリーム:水分約30%+白色ワセリン+流動パラフィン ・ネリゾナ軟膏:白色ワセリン+流動パラフィン
ネリゾナの配合変化
薬剤師として確認しておきたいのが配合変化ですよね。
同じヘパリン類似物質油性クリームでもメーカーによって異なるので注意です。
ヘパリン類似物質クリームのデータが少ないのですが、ネリゾナ軟膏が混ざるのであればクリームもユニバーサルクリームも混ざりそうですがどうなんでしょうかね。
テクスメテンも同じ?
テクスメテンのユニバーサルクリームも同様に油中水(w/o)型です。
ネリゾナと一般名は同じですが、テクスメテンの普通のクリームが販売されてない理由は分かりません。
一般名で来たときはネリゾナとテクスメテンのどちらを調剤してもいいですし、剤形もクリームとユニバーサルクリームのどちらでも大丈夫っぽいです。(クリームとユニバーサルクリームは一般名が同じ)
テクスメテンの配合変化
テクスメテンの配合変化も表にしてみました。
どちらも油分の方が多いので特に差はありませんね。
テクスメテンの方が安いけどGEではない
薬価を見るとテクスメテンの方が安いのですがジェネリックという訳ではありません。
どちらも先発扱いなので、処方箋が商品名で書かれている場合は処方箋通り出すしかありませんので注意です。
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