【SGLT-2阻害薬】ジャディアンス・スーグラ・フォシーガを比較してみた!

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医薬品

どうも、シンパパ薬剤師Kです。
今日はSGLT-2阻害薬の3種ジャディアンス・スーグラ・フォシーガを比較してみようと思います。

適応など異なる点はありますが、基本的な注意事項は共通することが多いので改めて確認していきましょう。

添付文書とインタビューフォームのデータを参考にして記事を書いています。

なぜジャディアンスとスーグラとフォシーガなのか

何故SGLT-2阻害薬からこの3つをチョイスしたのかというと、SGLT-2阻害薬の売り上げTOP3だからです。

売り上げはフォシーガ>スーグラ>ジャディアンスの順番です。

個人的な考えですが、「海外でのデータの多さ」「服用タイミングに縛りがない」事が売り上げの高さの理由かなと思っています。

フォシーガは日本で承認される前に欧米など40か国以上で使用成績があるので、そういった背景も売り上げにつながっていると思います。

SGLT-2阻害薬共通の注意事項

・尿に糖分を排泄するので尿路の感染症のリスクが高い
・それに伴い尿量が増える為、脱水に注意する
・中等度以上の腎障害の場合、効果が十分に発揮されない可能性があるため投与の必要性を十分に検討す
・高度の腎障害 又は 腎不全患者には投与しない
・eGFRの低下、血清クレアチニンの上昇がみられることがあるので腎機能を定期的に検査する。
1型糖尿病に用いる場合は低血糖のリスクを考慮しインスリン製剤を15%減量することが推奨されている。
・著しい高血糖を伴わなずにケトアシドーシスに至ることもあるので患者に症状などを指導する
K
K

ケトアシドーシスの症状は、吐き気・腹痛・過度な口渇・倦怠感・呼吸困難・意識障害などがあるので患者に伝えましょう。

3種類の適応の違い

作用機序は同じですが適応が異なりますので注意しましょう。

ジャディアンス

2021年7月現在、2型糖尿病だけです。
心不全への適応を追加申請しているので、時期に心不全の適応も増えると思います。

2021年11月に慢性心不全の適応が追加されました。
心不全に用いる際の注意事項を記事にしたのでそちらもご覧ください。

スーグラ

2型糖尿病に加えて1型糖尿病にも使えます

フォシーガ

現在一番適応が多いのがフォシーガです。
2型糖尿病と1型糖尿病以外に慢性心不全に適応があります

用法用量

ジャディアンス

2型糖尿病:通常10mgを1日1回朝食前か朝食後に経口投与する。効果不十分の場合は25mgに増量可能

スーグラ

1型糖尿病:インスリン製剤との併用において、通常50㎎を1日1回朝食前か朝食後に経口投与する。効果不十分の場合は100mgに増量可能
2型糖尿病:通常50㎎を1日1回朝食前か朝食後に経口投与する。効果不十分の場合は100mgに増量可能

フォシーガ

1型糖尿病:インスリン製剤との併用において、通常5㎎を1日1回経口投与する。効果不十分の場合は10mgに増量可能
2型糖尿病:通常5㎎を1日1回経口投与する。効果不十分の場合は10mgに増量可能
慢性心不全:1日1回10mgを1日1回経口投与する。

副作用の発現率

ジャディアンス

国内で実施された臨床試験では2型糖尿病のSE発現率は15.1%でした。
主なSEは消化器系と尿路感染症です。

スーグラ

1型糖尿病のSE発現率は98%(適応追加承認時)で、2型糖尿病のSE発現率は32.9%(適応承認時)です。
1型糖尿病のSE98%の内97.5%が低血糖ですので、患者への指導が必要ですね。
2型糖尿病の主なSEは消化器系と尿路感染症などです。
他の2剤に比べてかなり高いSE発現率なんですよね。。

フォシーガ

1型糖尿病のSE発現率は32.1%(二重盲検比較と国内第Ⅲ相長期投与試験)で、2型糖尿病のSE発現率は17%(国内臨床試験)です。
心不全のSE発現率は明記されていませんでしたが、特出すべきSEのみ抽出しているようです。
主な特出したSEは体液量減少(2.9%)・下記切断のリスクに至った事象(1.5%)・腎関連事象(1.4%)です。

食事の影響

ジャディアンス

食事によって吸収が遅延する。食前に対して食後ではCmaxが約30%AUCが約15%低下する。

スーグラ

食事によって吸収が若干遅延するがAUCは変わらない。空腹時に対して食後ではCmaxが約10%低下するがAUCは変わらない

フォシーガ

食事によって吸収が遅延するがAUCは変わらない。空腹時に対して食後ではCmaxが約45%低下するがAUCは変わらない

この3つだとどれが強いの?

添付文書の第Ⅲ相二重盲検比較試験を参考にしてみると

スーグラ≧ジャディアンス>フォシーガ

といった感じです。

ジャディアンスとフォシーガは24週間投与した結果ですが、スーグラは16週間投与です。
スーグラの投与期間が短いので何とも言えない所もありますが、他の糖尿病治療薬と併用したデータみてもこの並びで問題ないと思います。

ジャディアンス25mg投与・スーグラ50mg投与・フォシーガ10mg投与のベースラインからの低下率は、ジャディアンス(-0.76%)スーグラ(-0.76%)フォシーガ(-0.45%)という結果です。

スーグラは対象患者のHbA1cベースラインが他の2剤に比べて高いので、変化量が大きくなっているんじゃないかとも思えます。

ですが、スーグラだけはまだ余力を残しており100mgまで増量可能です。
試験の投与期間の短さまだ増量が出来る事を考慮して上記の順番ではないかと考察いたしました。

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