薬剤師国家試験で問われる心電図と循環

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薬剤師国家試験

どうも、シンパパ薬剤師Kです。

今日のアイキャッチ画像はお気に入りの息子との写真です(笑)
お察しの通り、内容には全く関係ありません(笑)

今回は前回と同じく心臓について国家試験で問われる内容を触れていこうと思います。

心電図

心電図も国家試験でよく問われる内容ですね。

皆さんは上の画像見てどこが何波か分かりますか?

左からアルファベット順なので分かりますよね。

引用:薬剤師国家試験対策参考書生物
/薬学ゼミナール

薬ゼミさんの青本から抜粋させて頂きました。

ここで抑えておきたいポイントは

心房はP波、心室はQRS波、心室の再分極はT波
・「これはなにか」ではなく、「これはどこまでなのか」を意識する

二つ目の「これはどこまでなのか」という事ですが、第98回の問56で下記の問題が出題されました。

答えは5です。

微妙に紛らわしくて、国家試験の本番だとあわあわしちゃうかもしれないのでしっかり抑えておくといいですね。

ST上昇、低下もよく問われる内容なのでSTがどこなのかすぐ分かるようにしておきましょう。

血液の循環

心臓と言えば血液循環の核ですね。

収縮期、拡張期は心室の収縮と拡張する時期です。心房では無いので注意しましょう。

血液の循環は、

右心室



左心房

左心室

全身

右心房

右心室

という流れで行われています。

右心室から左心房までの経路を肺循環左心室から右心房までの経路を体循環と言います。

ガス交換が行われているのは肺循環です。

肺循環:右心室→肺→左心房
体循環:左心室→全身→右心房

一緒に覚えておきたいのは肺動脈と大動脈。

肺動脈:右心室から肺に向かう血管
大動脈:左心室から全身に向かう血管

肺循環の流れを理解してれば、肺動脈が出ているのは右心室だと分かりますね。

またこの循環を覚えておくのは後述する予定の心不全の病態においても重要です。

冠状動脈

冠状動脈は心筋に酸素や栄養素を送る血管です。

冠状動脈は上行大動脈の起始部から左右に枝分かれして、心臓の表面に分布します。

左冠状動脈は前室間枝(前下行枝)回旋枝に分かれますので覚えておきましょう。

冠状動脈から栄養を受けた心筋細胞は老廃物を冠状静脈洞から右心房へ送ります。

前回から心臓の基本をおさらいしてきたので、次回以降は心疾患についてまとめていこうと思います。

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